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コンサルタントコラム

松浦 清徳

2023.02.02
世の現状と家計のこれから


世の現状と家計のこれから

 

昨年から目に見えて物価の上昇が続いています。

日銀の資料から、2022年度に2%程度上昇し、

2023年度は1%台後半と予測しています。

ただし。

ガソリン・電気・都市ガスなどのエネルギー価格の直接的な

影響をうけない消費者物価指数で、です。

 

私達の生活は、エネルギー価格が大きく係ります。

ということは、実際の物価上昇はそれ以上です。

 

それと、物価上昇は前年度比である事も

考えねばなりません。

複利のような速度で物価上昇がおこります。

 

加えて現在、政府が行っている【負担緩和政策】は、

いつまでも続く訳ではありません。

2024年からその反動がでるのではないかとの懸念があります。

実際、政府の予算を考えると恐ろしくなりますね。

 

さらに、ウクライナ情勢、台湾と中国関係、パキスタンでの

テロなど、世界情勢が大変不安定です。

 

このような中で、良い事に収入は徐々に上がっているようです。

しかし、手取りで物価上昇率に勝てるほどではありません。

大手人材派遣会社の方にお聞きしたところ、

現在企業は、正規社員の給与アップより、

必要な時だけ雇用する方への賃金を上げてきている、

との事です。

もちろん、そういった企業だらけではありません。

が、そういった企業が増えてきているのも事実です。

私達の働き方も様々な内容で変容してきていますね。

 

物価上昇率に勝ち、

将来は安心、今も楽しい。という生活を手に入れる。

今がギリギリ、将来はわからない。 とはならない。

そのためには、それぞれの家庭でもう一度、

話し合い(対策会議)が必要ではないでしょうか。

 

松浦清徳

 

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