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コンサルタントコラム

松浦 清徳

2022.10.07
私たちの景気対策


私たちの景気対策

 

政府はiDeCoの制度改正を行いました。

NISA制度の改正も間近です。

これによって私たちの老後資金を確保していく目論見ですね。

 

一般に【投資は良く分からないけど節税になるなら】と

iDeCoを始める方もいるでしょう。

とにかく10年~20年後の為に老後資金の心配を減らしたいと

考えているようです。

 

これは長期目線での景気回復戦術です。

景気回復には、消費の拡大が不可欠ですが、現状の経済状況では

消費拡大は望めません。ご存じのように【不安】要素が満載ですから。

 

つまり、将来の【不安】がある事こそ、消費減速の要因です。

かつて、政府は【年金で老後は安心だから】と消費を促してきました。

その為、私たちの親世代は年金を収める事で安心を手に入れ、

ローンで家を買い、車を買い、旅行に行って生活を楽しむ事ができ、

消費も拡大し景気も良かったのです。

政府の政策頼みの(他力本願)的な経済発展(好景気)が

日本のスタイルでした。

 

今の私たちに、将来への安心感はありません。

企業もそうです。

安心感の無いところに、消費拡大は難題と言えるでしょう。

私たちの取り組みは、正に安心感の取得です。

どのようにすれば、安心してお金が使える家計にできるか。

これが、私達にできる景気対策です。

 

松浦清徳

 

 

 

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