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コンサルタントコラム

廣瀬 貴宜

2017.03.22
2億円入って、3億円使う人生??


すでに総合相談や家計ドックを体験済みの方は実感されたと思いますが、

まず始めに、家計が今の状態で、支出したいままに支出していくとどうなるのか?

という現状分析を行います。

すると、仮に人生100歳としてトータルで計算すると、ほとんどのケースで

大幅なマイナスとなります。

 

例えば、30歳のご夫婦が3年後にマイホームを取得して、2人の子どもの教育費を

大学卒業まで負担して、そこそこゆとりあるセカンドライフを・・・といった内容で

シミュレーションしてみると、公的年金なども含めた生涯収入2億円に対して、

3億円の支出をしようとしている、といった感じです。

 

ある英国の歴史学者の言葉に「支出の額は収入の額に達するまで膨張する」

というものがあります。

この言葉の中には、金額という概念はありますが、時間という概念がありません。

 

現役で働いている毎月の支出が収入と同じでは、リタイヤ後の準備がままならず

問題だと思いますが、

人生トータルで見たときの総支出額が、総収入額と同じなのは、

実はさほど問題ではありませんし、むしろ分相応の人生といえると思います。

 

さあ、来週末から4月に突入です。

ご自身にピッタリな人生のサイズを探るために、いろいろと始めてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

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