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コンサルタントコラム

小林 布紀子

2016.02.16
万が一があるから保険


最近、ガンは珍しい病気ではなくなりましたね。

私にも身内にガンに罹ったことのある家族や親族は何人もいます。

幸いなことに、早期発見早期治療のおかげで、

今はみんな元気に過ごしておりますが。

 

先日も、お知り合いの方がガンになったと聞きました。

自分や身内の方がガンになると保険の事でいろいろと聞かれることが多いのですが、

この方は万が一のことを考えて、充分な治療が受けられるよう、

20年くらい前から保険で備えられていたそうです。

ただ、困ったことが一つありました。

 

ガンの診断金の受取人をご家族にしていたのです。

現在は、ご本人に告知をするのが一般的になってきていますが、

以前は、ご家族が本人に告知するかどうかを決めることが多く、

保険金を受け取ることでガンを知ることを避けていたのですね。

今まで何度か受取人の変更をするかどうか聞かれたこともあったのですが、

なんとなくそのまま手続きをしないままでいたようです。

 

病気の治療費をご自分で受け取ることには税金はかかりませんが、

本人以外が保険金を受け取って、それを本人にお金を渡すと贈与となり、

税金の対象となってきます。

(本人の治療費をご家族がそこから支払ってあげる、ということであれば

問題ありませんが)

 

もしそのご家族が今はかなりのご高齢で、

なかなか身動きが取れない、もしくは判断能力が低下している、

ということがあれば、さらに手続きなども大変です。

 

「まさか自分がガンになるとは思わなかった」と言う方も

いるかもしれません。

でも、万が一のための保険です。

受け取る時の保険金の受取人もしっかり確認しておくことが

大切です。

 

マネーバランスFPは相談時に、

加入する時の保障内容(保険金額・保険期間など)を

お客様に必要なものにピッタリ合わせるだけでなく、

既に加入していた保険についても、

必要な見直しについて定期的にアドバイスを行います。

また、長くサポートをさせていただくことで、

ご家族の状況の変化(体調の変化やお亡くなりになることも)についても、

把握して対応していけるのです。

お客様がお持ちの全てのもの(資産も負債も金融商品も)を

時間が経っても変化がおとずれても、

しっかり管理出来るようお手伝いしていくのがマネーバランスFPです。

 

保険は『入って安心』ではないのだと、痛感した出来事でした。

もちろん、健康でいられることが最もありがたいことですので、

私もそろそろ健康診断・ガン健診に行ってきたいと思います。

 

 

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