先頭に戻る

コンサルタントコラム

杉本 博文

2014.06.03
労働者(給与所得)+株主(配当所得)で家計にゆとりを作りましょう



最近、○○社、過去最高益!!といった記事をよく目にします。

過去最高益なので、お給料やボーナスも過去最高!という方は
多くないように思います。

また、
会社は、昔より今のほうが利益を出しているのに、
昇給は、今より昔のほうが良かったという方も
多いのではないでしょうか。

なぜかというと、
会社は、利益を株主に手厚く配分する姿勢を強めているからです。

トヨタ自動車の場合、労働者(給与所得)には、
ベースアップと定期昇給を合わせて今期は約140億円配分するのに対し、
株主(配当所得)へは、2000億円強。

また、上場企業全体で、
2014年3月期は株式の配当の総額が前の期から2割増えて6兆9000億円となり、
6年ぶりに過去最高を更新したとのことです。

企業は、利益を何等かのかたちで、還元しているのですが、
労働者(給与所得)の立場だけでは、その恩恵は受けにくいと言えます。

できるだけ恩恵を受けるには、
労働者(給与所得)+株主(配当所得)という立場を取ることが
重要になってきます。

そして、上手に長く株主(配当所得)の立場を取れるようにするためには、

今使うお金
将来使うお金
もしもに備えるお金
過去の清算(ローン)のお金

についてバランス調整をしてライフプランを作成していくことも
必要となってきます。

労働者(給与所得)+株主(配当所得)の立場が取れるか取れないかで
今後に大きな差ができますので、まだの方は早めに対応していきましょう。

【前ページに戻る】