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コンサルタントコラム

中西 亮太

2020.10.27
ロールオーバーの検討は忘れずに


2020年6月末時点のNISA・ジュニアNISAの口座数の調査結果が金融庁から公表されています。
NISA口座開設数
一般NISA・・・1,445万966口座
つみたてNISA・・・1,200万7,249口座
ジュニアNISA・・・38万3073口座

総買付額20兆3,506億4,955万円となるそうです。


2020年末に、2016年中にNISA口座で購入した銘柄の5年間の非課税期間が満了となります。

2016年にNISA口座にて銘柄を買付され現在も保有されている方には、
NISA口座非課税期間満了に伴う非課税期間の延長(ロールオーバー)の案内が届いていると思います。

 

対象者の選択は、
①2021年のNISA口座へ移管【ロールオーバーする】
②課税口座への移管
③2020年中に売却する
以上の選択肢から判断する必要があります。

ロールオーバーをすることで、さらに5年間非課税期間を延長することが可能であり、
時価評価額の合計が120万円を超えている場合でも全て移すことが可能です。
ロールオーバーができるのは一般NISAのみのため、つみたてNISAをご利用中の場合は
区分変更と積立設定の解除が必要となります。

課税口座への払い出しを行う場合は2021年のNISA枠を使用しないため、
NISA枠上限まで利用することができます。

また、2016年からスタートしたジュニアNISAも今年初めて5年の非課税期間を迎えるので、
対象の方はロールオーバーの案内が届いていると思います。


みなさまそれぞれ、2016年に購入した銘柄も、
取得価格も違うためロールオーバーのメリット・デメリット・現在の状況・2021年以降の運用方針をしっかりと確認し、
提出期限内にロールオーバーの判断を行ってくださいね。

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