先頭に戻る

コンサルタントコラム

杉本 博文

2020.08.19
GPIF2020年度第1四半期運用状況


8月7日にGPIF2020年度第1四半期の運用状況(速報)が公表されました。
GPIFは、日本の年金積立金の管理・運用を行っています。

前回公表された2019年度第4四半期の期間収益率はマイナス10.71%と過去最悪でしたが、今回は+8.30%と回復しています。

公的年金運用では、各資産の期待収益率やリスクなどを考慮したうえで、積立金の基本となる資産構成割合(基本ポートフォリオ)を定めています。

2020年4月1日から第4期中期目標期間(2020年4月1日からの5カ年)が始まり、基本ポートフォリオが変更されています。

国内債券 25%
外国債券 25%
国内株式 25%
外国株式 25%

2020年3月までは、国内債券35%、外国債券15%でした。

変更前の基本ポートフォリオと比べると、国内の金利低下によって国内債券の利回りが低下している状況等に伴い、
国内債券の割合が低下した一方、相対的に金利が高い外国債券の割合が増加しました。

なお、基本ポートフォリオについては、マクロ経済や市場等の動向を注視しつつ、策定時に想定した運用環境から乖離がないか、適時適切に検証を行い、
必要に応じて見直しの検討を行うこととしています。

皆さんの基本ポートフォリオはいかがでしょうか?

【前ページに戻る】