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コンサルタントコラム

中西 亮太

2020.08.18
金融リテラシー


金融庁HPに、本年6月20日に開催されたオンラインシンポジウム
「金融経済教育と資産形成の未来~新型コロナウイルスの影響を踏まえて~」
の模様が動画にて公開されています。


 同シンポジウムでは、金融経済教育に携わる教育関係者及び有識者、
 中央銀行や金融当局等の関係者が参加し、現在の金融教育と資産形成の在り方と課題と今後についてやこれからの金融との付き合い方等、様々な対談やディスカッションが行われていました。


その中で印象に残ったひとつが、金融リテラシーを学ぶことの必要性についてです。

金融リテラシーが高い人の特徴は、
 金融経済の情報を適切に取り入れる
家計管理ができている
長期的な資金計画ができている
金融商品を選ぶ際には他の商品との比較を行っている


金融リテラシーが高い人ほど金融トラブルに巻き込まれる人は少ないということ。
 様々なショックに対する態勢づくりができているという話がありました。


 金融庁が発表している最低限身に付けるべき金融リテラシーとは
1.家計管理 適切な収支管理の習慣化
2.生活設計 我が家のライフプランの明確化
3.金融と経済の基礎知識と、金融商品を選ぶスキル
4.外部の知見の適切な活用

の4分野で構成され、金融取引の基本や、保険商品、ローン・クレジット、
 資産形成商品などの15項目が記されています。


また、対談の中には、家計の管理、将来設計があった上で具体的な商品に落とし込むことが
重要であると話されていました。マネーバランスの会員の皆様は、上記内容は理解納得できるのではないでしょうか。
それは皆様の金融リテラシーが相談や授業を通じて高まっているに他ならないからだと私は考えます。


 社会の構造も、制度も経済状況も、商品選択の方法も変化していく中で、
 将来設計、家計管理(家計決算)を軸に、我が家に必要な商品選択を行うことは基本となります。

最低限身に付けるべき金融リテラシーに記されている項目も、身に付けるべき基本が記されています。

この基本を、変化に対応しながら高めていきたいですね。

 

公開されているシンポジウムは誰でも視聴できるようになっているので、
 私たちマネーバランスドクターが相談や授業の中で話していることとの比較を行ってみてはいかがでしょうか♪

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