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コンサルタントコラム

杉本 博文

2020.01.27
家計決算書の見方④家計決算書の活かし方


家計決算は、「家計損益計算書」で年間収支のバランスチェックをし、

「家計貸借対照表」でお金の貸し借りのバランスチェックをすることから始まります。

このチェックの結果は、リスクマネジメントとアセットマネジメントに活かします。

リスクマネジメントとは、各種の「不測の損害」を最小の費用で効果的に処理することです。

発見し予防しても起こるかもしれないリスクを保有(貯蓄などで対応)するのか、

移転(保険などで対応)するのか、金融の役割分担を実行します。

家計決算書から新たに発見されるリスクがあるかもしれません。

家計の体力アップによって、これまでは移転(保険で対応)していたリスクを

保有(貯蓄で対応)できるかもしれません。

卒業できる保険があるかもしれませんね!

アセットマネジメントとは、「何のためにいついくら使うのか」に合った

最適な資産配分(アセットアロケーション)を管理していくことです。

初年度相談で作った「キャッシュフロー表」に合わせるだけでなく

「家計損益計算書」からわかる「貯蓄可能額」や

「家計貸借対照表」からわかる「資産や負債の状態」に合わせて、

どの市場にどんな貸し方をするか調整(リバランス)します。

資産運用の3原則「長期(時間管理)」「分散」「調査」を実行します。

家計決算は、「家計損益計算書」と「家計貸借対照表」を作って終わりではありませんね。

家計決算で、マネーバランスチェックの結果をリスクマネジメントとアセットマネジメントに活かしましょう!

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