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コンサルタントコラム

藤原 智子

2019.03.25
家計に関する制度改正を知ろう!


毎年、家計に関する制度改正がおこなわれているのを
みなさまご存知ですか?


私には関係ないから・・・と思っておられるかたも多いと思いますが、
家計管理の第一歩として家計の相談を開始するときには、
家計の総資産を確認させていただきます。

その際に、ご家庭によっては5枚以下の通帳をお持ちの場合や
20枚を超える通帳をお持ちのご家庭もあります。
通帳の枚数が少ないからいいとか
多いことが悪いということではなく、
きちんと管理がされているかがポイントになるのです。

今年度は、2019年1月1日から
「休眠預金等活用法」(2018年1月施行)により、
10年以上、入出金等の取引がなく放置された預金等を
「休眠預金等」と定めることになりました。

毎年の休眠預金等の残高が、払戻額を差し引いても
700 億円程度(平成 26~28 年度平均)も上っている現状です。
金額を聞くと驚かれるかたも多いと思いますが、

もしかしたらその一部が我が家の資産では?
と考えていただきたいのです。

例えば・・・
※子どもの頃に作った通帳
※初めての就職の時に作った通帳
※10年以上記帳していない通帳
※離れて暮らしている両親の通帳etc・・・

もちろん、預貯金は個人のものですから、
所定の手続きを行えば手元に戻ってきますが、
手続きをされない場合には、
休眠預金となった預金は民間公益活動に
役立てられるようにしたのが、「休眠預金等活用法」なのです。

制度を知って得をするより、
知らなくて損をすることが多い時代です。
家計を守る制度改正についてみなさんも知っておいてください。

少し心配になられたご家庭は
家計決算の時に通帳を確認してみてくださいね!

広島では、4月14日(日)10:00~
しくみが変わると暮らしも変わる家計決算セミナーも開催いたします。
2019年の制度改正のうち、14項目について、

消費税の増税に関わることもお伝えしていきます!
みなさまのご来場を楽しみにしていますね。

※久しぶりの海外旅行へ行って来ました♪  歴史と神秘的な神への崇拝の心が伝わる

 世界遺産「アンコール遺跡群」でした。

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