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コンサルタントコラム

藤原 智子

2015.08.25
テレビドラマから考える 「リスクマネジメント」と「危機管理」とは・・・


みなさまこんにちは(*^▽^*)
マネーバランスFP家計決算指導員®
さとみんのブログに
お越しいただきありがとうございます。

7月にスタートしたテレビドラマの中で
企業の「リスクマネジメント」を題材としたドラマが始まりましたね。

内容は、様々な危機に直面した企業の危機管理専門家が
活躍するドラマなのですが、企業は危機対策に対して、
専門家にお願いすることができますが、
個人の場合はどうでしょうか?

個人では、リスクマネジメントと聞くと
リスクマネジメント=保険のようなイメージもあるかもしれませんね。

しかし、実は大きく違います。
まず、「リスクマネジメント」と「危機管理」の違いをみると、
「Risk(リスク)」と「Crisis(危機)」の違いがあります。
「危機」は、すでに発生した事態を示していることに対して、
「リスク」はまだ発生していない危険を指します。
つまり「危機管理」というのは、既に起きた事柄に対して、
そこから受けるダメージを減らしていこうという発想となり、
大災害や大事故の直後に設置されるのは、
「危機管理室」や「危機管理体制」などと呼ばれています。

これに対して「リスクマネジメント」は、
これから起きるかもしれない危険に対して、
事前に対応しておこうという行動となります。

例えば、外出の時に雨が降っても大丈夫なように折り畳みの傘を
持参する行為は「リスクマネジメント」となり、
これに対して、傘を持たずに雨に降られてしまい、
ビニール傘を購入する行為は「危機管理」にあたります。

危機管理はリスクマネジメントの一手法となるのです。

では、
個人の家計でリスクマネジメントを考える時期はいつなのでしょうか?
もちろん、家計決算時ですね。

1年間の収支の確認はもちろんですが、
同時にリスクマネジメントもおこなうことで
せっかく準備できた資産を失うことがないように
リスクマネジメントをおこなう必要があるのです。

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