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コンサルタントコラム

廣瀬 貴宜

2019.12.05
ご参考までに


「GPIF」という組織をご存知ですか?

GPIFは「年金積立金管理運用独立行政法人」の略称で、2006年に設立されました。

 

日本の公的年金制度は「賦課方式」といって、

現役世代が納める保険料が、その時々の高齢者世代に給付される仕組みです。

 

このまま少子高齢化が進んでも、公的年金制度を持続可能なものとするために、

現役世代が納めた年金保険料のうち、給付に充てられなかったものについて、

厚生労働大臣がGPIFに管理・運用業務を外部委託しています。

その運用資産額は、160兆円を超える世界最大規模のお金の塊で、

あまりにも巨額の資金が動くことから「市場のクジラ」という異名があるほどです。

 

そのGPIFがどんな管理・運用をしているかというと…

実は、国内外の債券や株式にしっかりとリスクと取って、積極的に運用されています。

現在の基本的なポートフォリオは、

国内債券35%、国内株式25%、外国債券15%、外国株式25%という配分としており、

経済状況や市場環境に合わせて、若干上下させながら運用しています。

 

設立以来の収益率は、年利3.02%となっています(2019年9月末現在)。

GPIFのホームぺージに分かり易く書かれていますので、是非ご確認ください。。

↓↓↓

https://www.gpif.go.jp/

 

家計のライフプランと重ね合わせて考えてみると、

たとえばわが家の金融資産が、3%の利回りが必要であれば、

GPIFの基本ポートフォリオを参考にしてみるのも一案だと思います。

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