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コンサルタントコラム

廣瀬 貴宜

2019.05.28
キャッシュフローから見える景色⑥~守る力「ローン」~


2017年4月から、マネーバランスドクターがお客様に提供する

キャッシュフローソフト「新未来家計図」の保守管理、

全国のマネーバランスドクターに対して、

ソフトの入力指導を担当させていただいております。

 

相談が始まったばかり!という方、

相談を開始してずいぶん経つけど、未だにキャッシュフローの見方がよく分からない!という方、

すでにキャッシュフローはマスターしてるよ!という方、様々だと思いますが、

改めてキャッシュフローの見方や考え方についてご紹介させていただきたいと思います。

 

今日は、守る力「ローン」についてお話しします。

ローンについては、住宅ローンは「住居費」に入っているので、

「マイカーローン」「教育ローン」「ショッピングローン」「ご夫婦の奨学金の返済」といった、

住宅ローン以外のローンが表示されます。

 

例えば「子どもの奨学金を親が返済した場合、キャッシュフローがどうなるのか?」という場合も、

その返済額を入れてみて、返済可能かどうかをシミュレーションすることもできます。

 

世の中では…

「キャッシュがあれば、ローンを組む必要はない」

「住宅ローンは、繰り上げ返済して定年までに返し終えるべし」

といった考え方が、常識であるかのように語られています。

 

ローンには「利息を上乗せして返さなければならない」という弱点があります。

すでに100歳まで生活できるだけのキャッシュが準備済みならば、

せっせと繰り上げ返済して、早く完済したほうが良いですし、

ローンを組むメリットはありません。

 

ローンのみならず、保険や運用といった金融を使うメリットは、

家計に「ゆとり」と「豊かさ」をつくることです。

 

マネーバランスクリニックの総合相談を経験された方は、

相談を開始してすぐに、現状分析をされたと思います。

現状分析で、頭の中で思い描いている理想のライフプランと現実のギャップ(差)を確認し、

ギャップを解消するための手段に「金融の有効活用(マネーバランス)」があります。

 

金融は、100歳まで安心して生活していくための手段(ツール)の一つであり、

目的(ゴール)ではないということを引き続き訴えていきたいと思います。

 

次回は、守る力「保険」についてお話します。

 

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