コンサルタントコラム
2019.03.20
マネーバランスチェック⑳:時間と複利を活用する!
みなさん「72の法則」を知っていますか?
「72の法則」を使うと、元本を2倍にするための金利と年数が簡単に計算できます。
元本を2倍にするための金利と年数には次の関係が成り立ちます。
「金利(%)×年数(年)=72」
この数式に金利を当てはめると年数が計算できます。
例えば、金利が7.2%だとすると「7.2(%)×10年=72」です。
つまり、10年で元本が2倍になります。
昭和50年頃に定額貯金をすると100万円は10年で200万円になっていました。
私の 親世代が定額貯金や学資保険で教育資金を準備していたのも納得です。
今はどうでしょうか?
例えば、金利が0.6%だとすると「0.6(%)×120年=72」です。
つまり、元本を2倍にするのに120年かかります。
親世代と同じ方法で教育資金の準備をすると、
10年後の子供の進学を120年後に延ばさなければいけません。
120年後に「進学おめでとう!」と言えますか?
お金の準備で大切なのは時間です。
「72の法則」を使うときには、先に年数を当てはめてください。
例えば、今の100万円を18年後に200万円にしたいときには
「4(%)×18年=72」ですから必要な金利は4%です。
子供が生まれてすぐに金利4%の方法でお金を準備すると、
大学進学に必要な200万円が半分の100万円で済みます。
時間と複利を活用して上手にお金を準備しましょう!