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コンサルタントコラム

廣瀬 貴宜

2019.03.09
キャッシュフロー表から見える景色④~耐久財~


2017年4月から、マネーバランスドクターがお客様に提供する

キャッシュフローソフト「新未来家計図」の保守管理と、

全国のマネーバランスドクターに対して、

ソフトの入力指導を担当させていただいております。

 

相談が始まったばかり!という方、

相談を開始してずいぶん経つけど、未だにキャッシュフローの見方がよく分からない。という方、

すでにキャッシュフローはマスターしてるよ!という方、様々だと思いますが、

改めてキャッシュフローの見方や考え方についてご紹介させていただきたいと思います。

 

今回は「耐久財」についてお話します。

主に「耐久財」として挙げられるのは…

マイカーに関する費用です。

新規取得や買換えに伴う車両費、

車検代、任意保険料、自動車税、オイル・タイヤ交換代、駐車場代などの車維持費があります。

ポイントは、車両費は一時的に、車維持費は毎年継続的に発生する支出であるということです。

 

キャッシュフローを改善するには、一時的な車両費(200万円)と毎年発生する車維持費(30万円/年)の

どちらを見直す方が効果的だと思いますか?

答えは…車維持費です!

仮に30歳から80歳までの50年間、車を所有すると、

総額で1500万円(50年×30万円)のランニングコストがかかります。

車を2台所有されているご家庭であれば、単純に2倍となります。

勿論、車に対しての想いが深ければ話は別ですが、

所有せずとも、レンタカーやカーシェアリングという手段もあります。

 

次に家電の買替え費用です。

私はお客様に、いま自宅にある家電すべてを書き出していただき、

それらを新たに買い揃えるのであれば、総額いくら必要か?を考えていただきます。

イメージするのが難しければ、家電量販店のチラシを見ながらでも良いでしょう。

総額が200万円で、買換えサイクルが10年だとすると…

200万円÷10年=年20万円の予算を見ておくという感じですが、

家計決算で一年を振り返って、家電の買換えをしなかったという年もあるでしょう。

そんなときは、使わなかった20万円を「家電買換え予備費」として、

別口座にプールしておくことも一案です。

 

次回は「レジャー費」についてお話します。

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