コンサルタントコラム
2018.12.17
これからの家計相談
これからの家計相談
景気回復が戦後最長になろうとしています。
しかし、「景気がそんなに良いとは感じない。」という
声をよく聞きます。
なぜでしょうか?
世界を相手にする企業は、日経平均の上昇にあるように
おおむね業績が上がっています。大局的に見ると、
日本は景気回復が進んでいますね。
ただし、私たちの所得は、年金・医療・社会保険料など
負担が増えているのに、同じ割合での増加をしていません。
来年には消費税も上がります。
さらに、米国や欧州の金融緩和政策が終わり、
世界経済の景気減速ともなれば、
その影響は日本企業に確実に訪れます。
ゆるやかな景気回復は歓迎ですが、物価上昇が
所得を大きく上回ってしまうと予測されるなら、
何らかの対策を準備する必要があります。
それは、政府に頼るのではなく、個々の家計で
考えていく時代になっています。
緩やかな景気回復へのブレーキと
消費税率引き上げを筆頭にした物価上昇。
これからの家計相談にはこれらへの対策が必須です。
松浦清徳