コンサルタントコラム
2018.07.02
介護について③
介護について③
例えば、ご両親が脳溢血や脳梗塞などで入院したとします。
救急入院の場合、症状固定が通常1か月ほどで診断されます。
多くの病院では、治療しても症状が改善する可能性がない場合は
介護施設のある病院への転院になります。
そこで介護認定の申請などを行います。
介護認定がおりたら、そこから特別養護老人ホームなどへ転院、
もしくは自宅介護することになります。
次の転院先を相談し、病院側から紹介して
くれる事もあります。
要介護3から5までの方を受け入れる特別養護老人ホームですが、
広島市の場合、どこの施設も100名以上の順番待ちです。
しかし要介護状態や、家庭状況などを勘案して
入居順位をきめます。
早期に入居できる人もいれば、長期で待つ方もでるという事です。
申請してみなければ、いつ入居になりかはわかりません。
そこでは、リハビリは行われない施設がほとんどです。
また、理学療法士もいませんので、理学的マッサージ等は
受けることはできません。
費用は、療養費とおむつなどの費用が別途必要です。
また、生命保険に加入している場合、保険会社によっては、
要介護4以上で症状が固定されたと診断された場合、
つまり完治の可能性がない場合、保険金の申請ができる場合があります。
例えばゆうちょ銀行で加入した養老保険などです。
金銭的な負担も家族には起こりますので、確認してみましょう。
介護は、長期にわたり家族への負担がかかります。
負担分担して、介護ストレスにならないようにしましょう。
松浦清徳