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コンサルタントコラム

杉本 博文

2018.04.08
マネーバランスチェック⑫ 保険の金額を確認する!


みなさんは火災リスクに対する備えはできていますか?

 「我が家は火災保険に入っているから大丈夫!」

 本当に大丈夫でしょうか?

 火災保険では、保険金額を建物の時価相当にすることが基本です。

 例えば、専有部分の評価額が1500万円のマンションであれば保険金額は1500万円で契約します。

 時価よりも高い保険金額で契約をしても、時価以上の保険金額を受け取ることはできません。

このマンションの場合、火災で全焼した場合の保険金額は1500万円です。

ところが、マンション購入価格には専有部分と共有部分と土地の価格が含まれています。

 火災で全焼したとき、住宅ローンは3000万円残っているかもしれません。

さて、1500万円の差額をどう埋めますか?

さらに、火災の原因が地震であった場合には、火災保険では補償されません。

 「地震保険に入っているから大丈夫!」

 本当に大丈夫でしょうか?

 地震保険の保険金額は、火災保険金額の最高50%までと限度額もあります。

 上記のマンションの場合、保険金額は750万円の計算になります。

 住宅ローン残高3000万円との差額2250万円!

この差額をどう埋めますか?

 「保険に入っているから大丈夫!」なのではありません。

 必要補償額が準備できていることが大切ですね。

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